いつかティファニーで朝食をネタバレ感想59話「さちがNYに来た理由(後編)」マキヒロチ/コミックバンチ10月号

「いつかティファニーで朝食を」59話ネタバレです。9月21日発売の月刊コミック＠バンチ10月号掲載。

さちがNYに来た理由、後編です。

 

 

 「いつかティファニーで朝食を」59話ネタバレ さちがNYに来た理由（後半）

美容院での仕事中モデルの耳を切ってしまったさち。モデルの事務所からは慰謝料請求されるかもしれないとのことだった。周囲は、声かけのタイミングの��い、無理やり予約しようとした客のせいだとしてさちを責めず庇った。

しかしさちはプロ失格だし気持ちを保てない、として退職を申し出る。社長は少し休めと言うのみだった。

自宅に帰宅するが気持ちは沈んだまま。真っ暗な部屋にいると菅谷が帰宅する。話を聞いてもらおうとするが、菅谷はかかってきた電話の対応でいっぱいいっぱい。結局何も話はできず、さちは１人で実家に向かった。

 

 

夜の電車に乗る様々な人を見て（みんな毎日自分を殺して生きてる、生きたいように生きれる人なんているの？）と物思いに耽っていると、実家最寄り駅に着いた。駅を降りて歩いていると、駅前広場で警察官と揉めている人が。さちの母だった。警察官の話では、夜に母が鶴を折り通行人に声をかけたりして苦情が来ているという。平和の為だと暴走する母を見てたじろぐさち。警察官にも「お母さんこんななのに１人にさせてるの？自分のことばかり考えてちゃダメだよ」と叱られた。

実家に戻り、母を寝かしつけ姉たちに連絡するさちだが、LINEは既読にすらならない。子育て中とバーの経営。夜中起きてそうなのに…複雑な感情が入り混じる。

 

 

朝になり、２人は海へ散歩にやってきた。母とゆっくり話し、今度病院行こうということになった。

そのまま近くのロイヤルホストへ。なつかしい洋食・和食のモーニングをそれぞれ食べる。

姉たちからはスタンプが１つづつ来たのみ。母は、さちはしっかりしている、いないと困る、これからもお願いね…とさちに話しかけるが…

「お母さんごめん、ほんの少しでいいから自分のために生きてみたい」

仕事、家族、恋人…さちはもう限界だった。菅谷にもNY行きを伝えたが涙は出なかった。唯一泣いたのは飼っていた猫が菅谷の姉の所で飼われることになり、自分で場所を選べない猫を不憫に思って泣いたのみだった。

…

これがさちがNYへ来た理由だった。
しかしNYへ来たからと言って問題が解決したわけではない。さちはこれからのことについて更に深い悩みを抱えていた。

気持ちが固まってどこへも行けないさち。その心をほぐす存在は…。

 

つづく

 

 

 

感想

これまたリアルで重い展開に…。NY行きになり、お母さんはどうしたのかな。さちが援助して施設に入ったりしたのでしょうか。兄妹の温度差や仕事のことなど、節々共感できるところがあり胸が痛みます。

ロイヤルホストのモーニングというのは意外でした。「いつかティファニー…」でファミレスが出たのは初めてだそうです。ファミレスのモーニングって懐かしいですよね。たまに食べたくなるものでかなり上位（マックのモーニングも）。
麻里子がNYへ行って、そろそろ最終回が近いのかなと思っていましたがどうなんだろう。

お話には関係ないけど、たまにすごいザツなコマがある（笑）コミックバンチって紙質がいいのでなんか気になるんですよね。これコピペしたのかなとか。あと、漫画はできるだけ電子版で読みたいのですが（かさばるので）コミックバンチは電子化が１ヶ月遅くて…！一回間違えて買ってしまった。発売日揃えて欲しい…！