東京タラレバ娘ネタバレ24話「おさまり女」、KISS10月号に掲載予定でしたが作者の東村アキコさん急病のため休載になっています。ということで、9月24日(土)発売のKISS11月号に掲載されました!
9月24日(土)発売のKISS11月号に掲載の東村アキコさん「東京タラレバ娘」24話まとめです。
前回23話の内容はこちら。
東京タラレバ娘ネタバレ24話「おさまり女」
ここ数ヶ月KEYに振り回された倫子は、あっと言う間に33歳の折り返し地点を迎えていた。
いつもの呑んべえで香と小雪と飲む。
怒涛の数か月を経て、おさまるべきところにおさまった報告。
早坂と付き合い始め、大口あけて餃子を食べてガブガブビールを飲み、レイトショーを見てドトールで語り合う…そういう普通の付き合いを幸せに感じていた。
デートの帰り、早坂の自宅に向かい手作りのおつまみやぬか漬けを食べながら飲み直す倫子と早坂。
マミちゃんが何故うまくいかなかったのか、早坂につっこむ倫子。
元気で若いマミちゃんと付き合えば自分も引っ張り上げてもらえると思っていたけど、実際は振り回されて疲れた。マミちゃんも退屈だったと思う…と過去を振り返る。
そこで早坂から提案が…
「僕たち 一緒に暮らしてみるってどうでしょう」
倫子が餃子を大口で食べているのを見て、「この人と毎日ごはん食べれたらどんなに幸せなんだろうって思いました」と早坂。
続けて、部屋の更新が近いので物件を探しましょうと言い出す。
倫子はそのアラサーが言われて嬉しい言葉16位「物件探し」に反応し即乗り気に!
家事の分担まで話し合う始末。
そのまま浮かれて乾杯する2人。
倫子は香と小雪にノリノリで報告する。
青山の花屋にKEYが訪れる。
顔なじみの花屋でお花を買い、墓参りに行っている。
今日はその日だった。
1人静かに花を供えていると、人影が。
KEYのドキュメンタリー映画の撮影を始めている、例の監督だった。
非常識な…という表情を浮かべるKEYに、社長の許可は取ったという監督。
抵抗することも拒否することもなく、ベンチで監督からの取材のような質問に答えて行った。
KEYに対し、結婚の過去があると知ったらファンは驚くだろうねと問いかけると、アイドルではないしこの仕事に執着もない。このドキュメンタリーを最後に辞めてもいい。だからなんでも話すと冷酷な表情で話す。
監督はそのKEYの言葉を受けて、死にながら生きてるような目をしてる、と答えた。
人間いつ死んでもおかしくないじゃないですか、と言うKEY。
だから、あてのない未来に身を委ねてるヤツらに腹が立つんですよ、と続ける。
「話しますよ監督 僕の妻のことを 妻は僕の…主治医でした」
KEY幼少期の回想。
病室にいる幼いKEYに「今日から鍵谷君の担当医になりました 沢田曜子です」
明るく若い女医が挨拶する。医者になって1年目だというその女医の初めての担当がKEYだった。
KEYは腎臓が悪く「慢性腎炎」で、赤ちゃんの頃から入退院を繰り返し新学期からまだ1回も学校に行けていないという。それを聞いた沢田女医は、私たちは相棒よ!病気をやっつけよう!と明るく強く励ましたのだった。
沢田は14歳年上、出会った時はKEYが10歳、沢田が24歳の時だった。やがて2人は結婚したものの、沢田が30を過ぎた頃進行性のがんが見つかったという。今日は月命日なんです、というKEY。
監督は、KEYの沢田の呼び方が「妻・彼女・先生」の3種類あることに気づき、「先生」が一番自然だった、ずっとそう呼んでたんだな、と言う。
KEY高校生頃の回想。
癌が見つかり、病院の屋上でKEYにも報告する沢田。
既に余命を理解していた沢田は、医者のほかにお嫁さんになることが夢だったのと笑う。KEYはもうすぐ18になる、と告げ、その場で沢田にずっと好きだった、結婚しようよと告白する。先生の夢は俺が叶える、と決心したKEY。
この屋上は、丸井が入院して倫子たちとお見舞いに来た時の病院だった。
このおもちゃ箱みたいな街で
自分の幸せを見つけるのは大変だ
おとぎ話みたいな大恋愛を夢見てるわけじゃない
男に幸せにしてもらおうとも思ってない
ただ自分が納得いく答えを見つけたいだけ
おさまるところにおさまりたいだけ
つづく
次回25話予告
明らかになったKEYの過去ー。
その、あまりに純粋すぎる「バツイチ」経験を知った倫子は、思いがけない行動に出る!